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作品をどう捉えるかは、見る人の自由です。

しかし、今だからこそ!思わず笑みがこぼれてくる、くすっと笑える…

​そんな作品を集めて、皆さんへお届けします。

 

作家紹介

 

戸田翼
(1998-|生活介護事業所かみなり村北館所属)

命を吹き込む、刺しゅう糸の動き
学校で縫製班に所属していた経験から、福祉施設での作業として刺繍をはじめて4年程。毎日1時間半ほど、声を掛けられない程に集中し、針を素早く動かしています。テーマとなる「食べ物」は、NHKの子ども向けテレビ番組や、お母さんの作ったごはんを記憶して、イメージ画を描き、色をつけ、布を選び、鉛筆で輪郭を描き、漸く刺繍が始まります。下絵の色に合わせた糸で刺繍していきますが、特にこだわっているのは、糸の流れです。
図柄に合わせて、円形や斜めの動きをつけていきます。途中隙間を設けたりしながら、糸と布のバランスも考えられているようです。

そして、自分が納得するまで何度もやり直しをするため、1枚を仕上げるのに2~3か月くらいの時間がかかりますが、現在取り組んでいる「カレーライス」は、すでに半年が過ぎています。


【 作家履歴 】 
2020年 「生きる」を彩る分厚い手仕事展(ギャラリー水の音)

布山幸子
(1952-|岐阜市)

涙をこらえて、上を向いて笑おう
20年前の愛息の事故がきっかけの一つとなり、自身を癒すため、そして“笑顔を忘れたくない”という願望から、「笑い」をテーマとした作品をつくり始められました。それまで版画を主に制作していました。滋賀県の(社福)びわこ学園の利用者がつくった陶作品からもインスピレーションを得て、立体造形へと進化していきます。
陶から、石塑粘土とアクリル彩色へ、そして出身地高山で出会った古布を使った造形へと変化を遂げ、現在のスタイルとなる。また、手作りであること、手のひらサイズであること、鈴がなること、型を使わないことなど、色々なこだわりがあるが、それも他者からの影響を受けながら変化しつつあります。
ただ口の中の造形は、“内臓が飛び出るくらい”に笑いたいとの思いや口の中こそ、自分の作品だと感じており、こだわりをもっているそうです。
「今回の展覧会への出展は、長年“笑い”をテーマとしてきた自分にとって、新たな刺激をもらえる」と期待をもって参加してくださいました。

【 作家履歴 】 
2006 「学校美術館」(関特別支援学校)
2009 個展(名古屋 アートサロン彩)
2011 個展(岐阜県図書館)
2016 二人展(加藤栄三・東一記念美術館)
2017 「アートになった猫たち展」
   (新潟県立歴史博物館など、全国9か所巡回)

2018 個展(岐阜 いまじん)
2019 二人展(高山市)
2020 「雑魚展」(加藤栄三・東一記念美術館)他、多数
岐阜市展審査員
Gallery満喜田オーナー

林信祥
(1955-|北方町)

鼻歌から、誰かの幸せを願って
多数の作品を展示する初めての機会となった今回の企画展から遡って、TASCぎふが行っている創作の場「オープンアトリエ」に、約2年前から参加しています。
当初より描く画題に、仏教や歴史的人物など、独特な切り口が見られましたが、それは仏教が好きで、毎日1時間程、仏像などを覚えたり、辞書で調べたりして勉強している礎があるようです。
オープンアトリエでは、いつも鼻歌まじりに制作を楽しんでいます。しかし、過去には辛いこともあったようで、それを乗り越え、今は人生を楽しんでいる。
今回の出品に対して、「自分は賢くないので知性や理論は分からない。でもみんなが幸福になることを願っているし、感じることが大事だと思う。作品は心を込めているので、誰かの思い出に残ったり、幸せにつながれば嬉しい」とご本人談。
いつもの鼻歌を歌う姿からは想像できなかった林さんの優しさや大きさを感じ、その笑顔から人としての大切なことを教えられました。

 
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三笑展ガイド

ひしだ みわ 
(2008-)

幼少の頃より、絵やぬり絵、オセロなど好きなことに打ち込む。2011年くらいから、「風の芸術村(岐阜県各務原市)」にも通い、絵画、造形、粘土などにも挑戦。近年では、個展などで作品展示の機会も増えている。
 

2018年 「名もなきちいさな作家展Part-3 風の芸術村」(ギャラリー是)
2019年 個展「美和の色々展」(田辺温熱保養所)

      個展「ひろがるみわのぬりえ展」(しあわせおやつ工房ひろがる)
​その他、ショップ等での展示多数。